U・LUCI のこと

ありがとうございました。せっかくですから、少し作品の説明をさせて頂きます。

 

ULUCI (うるし)」という名前

今まで食器というと洋食器と和食器と大きく二つがあって、洋食器だとそれぞれの器は用途が決まっている。

スープ皿、デザートプレート、コーヒーカップ、ティーカップとか。和食器はその点、自由といえば自由ですが、

おおむね用途が決まっている。ところが、今の食卓では世界中の、様々なものをいただきます。

漆器というと「難しくって、丁寧に扱わなくてはならない」という概念を超えて、新しい食卓で自由な発想で、

料理が美味しくなるような器を考えたい,というのが基本の考えにありました。

 

UNPAN(うんぱん) シリーズ

「鎌倉彫を考える会」は、東慶寺様のお世話になってやらせて頂いています。この食器を考えて行くなかで、なにか象徴的なポイントになるようなものが欲しいなぁということを皆で色々考えました。辿り着いた答えは、「雲版」でした。雲版は金属の板で、禅寺では食事の際に、これを木槌で叩いて合図を鳴らします。

 

UNPANプレート

UNPAN-PLATE.jpg

今までの漆の概念を崩したい、ということではじまった器作り。

まず、最初にこのお皿は、カレーのための器です。パスタやサラダにもいいかもしれない、

ということで、作りました。このお皿の色はこの緑〜我々は「青磁色」といっていますが〜と本朱。

裏は二色ありまして、表は錫色です。モティーフの雲版マークが彫ってあります。

 

スプーン、お箸

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これは飯笹さんのデザインのスプーン。ライスカレー用にもおすすめです。

そしてお箸。これはなかなかのお箸だと思っています。随分と試作しまして、長さ、重さ…

お箸というのは好みも様々で、色々な意見が分かれました。もうちょっと太い方がいいとか、

細い方がいいとか、様々な意見が出ました。中にはうどんがすべって困る、という声もあって、

そこで先端には滑り止めも施されています。相当に研究したお箸といえると思います。

 

SAHARI(さはり)

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正倉院に「胡銅器さはり)」というお皿が残っています。それを参考にしてデザインをした、

お皿とも鉢ともいえない器です。美しい器に仕上がりました。ですが、このうつわは彫るところがない!

そこで話し合ううちに、じゃあ、高台はどうか、ということになりました。

お友達やお客様とお食事のあとに、器の裏をそっとお見せしたら…そこからまた話題が広がるといいかな、と思います。

 

ZENボウル

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こちらはZENという名前をつけていますが、4つ組の鉢です。組み合わせても、単体でも、

自由にお使い頂けます。写真ではお茶席の預け鉢に使っております。

 

ULUCI プレート

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このお皿のポイントは「厚さ」です。焼きものですと、もう重くてたまらん、

というくらいの厚みですが…漆の良さのひとつに「軽さ」があります。写真ではお刺身を盛ってみました。

このお皿は料理の舞台としても、とても奇麗です。

 

UNPAN四つ組ボウル、豆皿

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雲版マークの入った四つ組ボウルです。さきほどのSAHARI では高台の裏にあった雲版のモチーフを彫った、

チャーミングな豆皿になりました。

 

敷板

こちらのマットは、木地師の田中さんが、栗の、とても薄い一枚板の木地を作ってくださって、

それを墨刷りという技法で仕上げたランチョンマットです。今回の器は非常にシャープな線のものが多いので、

 

少し優しさ、というか温かさのがある質感のものが合うかな、と思っています。

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